どうも,ゆるしば住宅ブログ管理人のしばろうです。
住宅も家電や車と同じで、新しい機能や間取りがどんどん増えていきます。
ですが、家電や車のように手軽に新しい商品を見に行けるような物ではないですよね?
住宅展示場に行くのはアンケートを書いたり説明を最後まで聞いたりするのが面倒だし、時間が掛かるから中々行く気になれない。
そんな方の為にわたしが住宅の新情報を解説します。
今回は、桧家住宅からの新提案「アトリエ」です。
桧家住宅で一戸建てを新築して,すっかり桧家住宅のファンになったわたしの目線で新しい間取り「アトリエ」について評判を含めて解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
- 桧家住宅のアトリエの全貌が知りたい
- アトリエのおすすめな使い方が知りたい
- アトリエのコストパフォーマンスが知りたい
- アトリエの評判が知りたい
家づくり大好き マドリスト
- 家づくり歴 4年
- 妻、長女(3歳)、長男(1歳)の4人家族
- 某大手家電メーカー勤務
- 住宅展示場巡りが大好き
- ハウスメーカー見学 20社以上
- ヒノキヤ住宅にてマイホーム建築
- マイホーム建築後も家づくりについての勉強中
桧家住宅の新提案「アトリエ」って何?
まず「アトリエ」と聞くと、
ん?アトリエってなんだろう?
画室とか工房って意味のアトリエ??
って感じの疑問が浮かびますよね?
これは半分正解で半分ハズレです。
まず、半分正解の部分を説明しますね。
「アトリエ」とは桧家住宅が推している「小屋裏収納」を居住スペースに変えた間取りです。
昔のヨーロッパでは小屋裏をアトリエとして芸術家たちが作品を制作していたことから「アトリエ」と名付けられ、作業スペースとしても活躍できる空間として考案されました。
なので、半分正解です。安易なネーミングだけどしっくりくる由来ですよね。
残り半分のハズレを説明すると、何かの作業スペースとしてだけでは無く、居住スペースとして使う事を目的として考えられた間取りだからです。
要するにアトリエとは、桧家住宅で以前から人気のあった小屋裏収納を居住空間へとパワーアップさせた間取りということ。
そして、ただ居住空間へパワーアップさせただけでなく、同じく桧家住宅で人気のある「青空リビング」と繋げて中庭的な要素も含んでいます。
これってかなりの衝撃ですよね?
青空リビングは“屋上”だけど、アトリエは“庭付き1ルーム”みたいな感じかな?
ん〜、なかなか説明が難しいんだよね。
ボクが見学した展示場は、「8畳ほどのリビング」+「4畳ほどの和室」って間取りだったよ。
アトリエと小屋裏収納の違い
先程の説明でアトリエと小屋裏収納は別物と何となく感じとったと思いますが、もっと明確に違いを説明するとアトリエは居住空間として設計されているのに対して小屋裏収納はあくまで収納スペースとなってます。
また、青空リビングを設置するにしても別途、ペントハウスや直接繋がる階段が無いと設置不可能な間取りとなっているので、従来の小屋裏収納と直接繋げることができませんでした。
このへんがアトリエと小屋裏収納の明確な違いです。
空間として扱いの違いは?
小屋裏収納は収納としてカウントされるので延床面積には含まれず、法的には居住も認められていません。
一方でアトリエは居住がちゃんと認められていて延床面積に含まれます。
なので小屋裏収納の場合は
「一階+二階+小屋裏収納=2階層+収納」
となりますが、アトリエの場所は
「一階+二階+三階(アトリエ)=3階層」
という判定になるので、その分費用(課税対象)もかかります
気になる天井の高さ
前述で「アトリエは小屋裏収納のパワーアップしたもの」と表現をしましたが、これだけだと天井の高さが気になりますよね?
小屋裏収納の高さは1m40cmと成人が直立できない高さに対して、アトリエは成人が直立しても余裕のある高さとなってます。
天井の高さについては小屋裏のスペースを利用している事もあって、壁に近づくにつれて天井は低くなっていく構造になってます。
実際にわたしが展示場に行って体験したところ、「1番高い天井は2m20cm」ぐらい、「壁際の低い天井は1m20cm」ぐらいという高さでした。
居住空間としての居心地
元々収納だったスペースを居住空間にしたということもあって、居住空間としての居心地に不安を持つ方もいると思います。
元々、収納スペースだったと考えると居心地は良くないんじゃない?
確かに、広さについては動画が参考になるけど、温度、湿度とかについてはわからないよね。
その辺についてもちゃんと説明していくので安心してくださいね。
導入できる設備
まず、確定的に導入できる設備としては「エアコン」、「キッチン」があげられます。
エアコンについては小屋裏収納にも問題無く取り付けできていたので実績有りです。
気になる「Z空調」については、この記事を読んだ読者の方から
という情報をもらいました。
階層が上なので1階と比べると室温が高くなりそうですが、空調設備があるという点では不安はやわらぎますね。
続いてキッチンについては公式HPに「キッチンを設置して青空リビングでBBQを〜」と記載してあるのでキッチンも間違いなく導入できます。
青空リビングまでが近いので、
キッチンで料理をして外へGO!!
こんな様子も簡単に想像できますね。
「遊び」、「仕事」、「食事」とくれば「トイレ」も大切ですよね。
わたしが見学した展示場ではトイレがありました。気になるスペースについては階段横のデッドスペースをうまく利用していたので広さには影響ありませんよ。
室内の温度
一般的に屋内の上階は暖かい空気が溜まりやすく、屋根からの熱も伝わりやすいので暑くなる傾向にあります。また、天窓を付けたりすれば直射日光も入ってくるので結構暑くなります。
ですが、桧家住宅では屋根裏の断熱材にアクアフォームを使っているので屋根の熱が伝わりにくい環境になっています。それにプラスしてエアコンを設置したり、換気扇で下の階の涼しい空気を供給したりすればアトリエの室内温度も和らぎます。
一方で、実際にアトリエのある家に住んでいる方の意見では、
Z空調をつけていても暖かい空気は上に溜まってしまうし、青空リビングへの出入り口が大きい窓なのでどうしても暑い空間になってしまう…
という意見もありました。
意見を寄せて頂いた方の間取りは不明ですが、シーリングファンやサーキュレーターがあると暑さも和らぐかもしれませんね。
1番いい方法としては、各階でZ空調を稼働して空気を循環させることですね。
桧家住宅が推奨する使い方
アトリエをどんな風に使うかは住む人次第にはなりますが、桧家住宅としてのオススメの使い方があるのでそちらを少し紹介していきます。
ワークスペース
アトリエのネーミング由来のように趣味や仕事などを黙々とこなすためのワークスペースとして使うのがオススメです。
アトリエは上階に位置する場所なので、家の中の生活音や近隣の騒音が多少緩和される空間になるため作業に集中するにはちょうどいい場所と言えます。
また、作業に行き詰まったり、ちょっとした休憩をしたりする時には青空リビングにも直接出れるので瞬間的なリフレッシュもしやすい場所です。
ゲストルーム
家の中のスペースを効率よく自分達のために使おうとすると、うっかり見落としがちなのがゲストルーム。
そもそも自分たちが気持ちよく過ごすための家なのにお客さん用の一室を作るのには抵抗がある人もます。
そんな人はアトリエをゲストルームとして使うのもいい使い方の一つと言えます。
アトリエは上階という場所の為、普段の生活スペースから隔離されているのでお客様が宿泊さても生活感を感じさせない特別な空間を作ってくれます
子供部屋
アトリエは天井が他の部屋に比べると少し低い作りになっている、家の1番上の階、一歩外に出ると高い場所からの眺め。
この条件は子供が好きな場所の条件と一致してると思いませんか?
なんとなくですけど、「高い、狭い、景色がいい」となると子供が好きな「秘密基地」に近い環境ですよね?
こんな部屋に天窓を付けてベッドから星空を眺めたら大人でもワクワクしちゃいますよね。
子供が帰ってきたくなる家って素敵。
アトリエのコストパフォーマンスは?
はい。ここまでアトリエについてたくさん説明してきましたが、気になるのはアトリエを導入するための費用ですよね。
公式HPでは
三階建てタイプ(三階がアトリエ)の4LDK延床面積50.99坪 2,301万円
二階建てタイプ(二階がアトリエ)の3LDK延床面積35.75坪 1,822万円
となってます。
※詳しい間取りは公式HPを見てください。
二階建ての青空リビングと小屋裏収納が付いている似た間取りプランと比較すると、アトリエのほうが+200万円程度という結果ですね。
この比較は
「青空リビング+小屋裏収納=アトリエ」
という考え方なので純粋な三階建て住宅と比較すると部屋数に差ができてしまうので参考にならなくなってしまいます。
簡単な考え方をすると、従来の小屋裏収納を人が生活できる広さに変えて青空リビングと直通にしてムダな階段を無くすために「200万円」を追加して工事したと考えると金額的には安くもなく高くもなく妥当な金額だとわたしは思います。
あとは、アトリエを採用する事であなたにどんなメリットがあるかを考える事でアトリエの価値は大きく変わります。
くどいですが、コストパフォーマンスは良くも悪くも無いというのがわたしの考えです。
まとめ:桧家住宅のアトリエの評判は?価格はいくらぐらいでどんな間取りなの?
これまでに説明したことをまとめるとこうなります。
・アトリエは小屋裏収納と違い、延床面積に含まれる
・桧家住宅の強みを活かして屋根近くのスペースでも住みやすい作りになっている
・青空リビングの良さを引き出しやすい間取り
・可もなく不可もないコスパ
・部屋を増やす目的での導入には向いていない
従来の小屋裏収納や青空リビングと比べると居住を意識している分使いやすい空間になっているので、今までのようにそれぞれの空間を放置する可能性はグンと下がると思います。
また、敷地の関係で庭を持てない都心部はもちろん、郊外の地域にも重要がある事が分かったのでこれからアトリエを導入する家が増えることが予想できます。
今回、情報を提供してくれた「悪の幹部さん」。
ありがとうございました〜。
生の声が聞けて参考になりました。
ありがとうございました。
アトリエの評判を見てアトリエが気に入った方は他のメーカーでも似たような空間ができるのか調べてみましょう。
あなたの希望に合った間取りがきっと見つかりますよ。
桧家住宅についてもっと知りたい方はこちらの記事も一緒に読むことをおすすめします。
・庭が欲しいけど土地がない
→屋上庭園 『青空リビング』の評判 気になる性能と価格帯は?
・次世代の空調設備が気になる
→桧家住宅の推し!!【 Z空調 】の評判 メリット・デメリットとは?
・桧家住宅の全体的な評判を知った上でマイホーム購入の候補にしたい
→《2023年》桧家住宅の評判って悪いの?実際に住んでる住人の口コミ
コメント
コメント一覧 (2件)
アトリエに住んで半年になるけど、快適性に問題ありだよ
全館空調の吹き出し口はついているものの、エアコン本体は1階にあり、
室温の感知が1回部分で行われる。
アトリエ付きの家は屋上もついていると思うから、屋上への出入口を兼ねた大きな窓がついているはず。
屋根の熱気と、大きな窓からの熱気でアトリエはどんどん気温が上がる。
一方で一階はなかなか気温が上がらない。
全館空調の温度センサが一階にしかないので、二階がどんなに熱くなってもエアコンは稼働しない。
寒いくらいに設定温度を下げれば稼働するけど、ヒノキヤはエアコンの送風口を完全に閉じることが出来ないので
アトリエを適温にしようとすると一階が寒すぎるくらい。
電気代も心配になる。
個人的な意見としては、アトリエはもっと商品改良されるまでは買わないほうがいいと思う。
悪の幹部さん,貴重なご意見ありがとうございます。
実際に住んでいる方の感想が聴けて勉強になりました。
屋根からの熱気と窓からの熱気による室温の上昇は,わたしの想像を超えているようです。
これら,悪の幹部さんの実体験を参考に記事の加筆,修正を行いたいと思います。
それに伴い,大変恐縮なのですが,悪の幹部さんのお住まいについてもう少し詳しく教えていただけないでしょうか?
・“ 全館空調の吹き出し口はついているものの、エアコン本体は1階にあり、室温の感知が1回部分で行われる。”
とありますが,お住まいは「2階建+アトリエ」で全館空調の吹き出し口は各階についているがエアコン本体は1階のみ
という形式のお住まいでしょうか?
・普段のエアコンの設定温度は何℃設定でしょうか?
・家全体の空気を循環させるものとして“シーリングファン”や“サーキュレータ”などはお使いでしょうか?
差し支えない範囲でお答えいただければ幸いです。
この度は貴重なご意見ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。