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Z空調のメリット・デメリットとは?桧家住宅の主力商品に欠点はある?

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Z空調

「桧家住宅と言えばZ空調」というぐらい桧家住宅の代名詞と言える商品になった全館空調システム。

住宅や家電に興味のある方は一度は聞いたことがあると思います。

そんなZ空調、CMの効果もあり知名度は一気に上がったのですが、

あなた

CMのインパクトで名前は頭に残ってるけど、実際にどんなものなのかわからないんだよなぁ。

と、思っている人も多いと思います。

最近ではいろんな口コミがあり、いい情報や悪い情報が飛び交っていてどの情報を信じていいのかわからない人も多いんじゃないでしょうか?

あなた

そうそう、家は高い買い物で一生ものだから間違った情報で失敗したくないんだよ…。
Z空調にもデメリットはあるんじゃない?

しばろう

それなら大丈夫、実際に住んでいるボクがZ空調のデメリットも包み隠さず全部教えてあげるよ。

実際に桧家住宅に住んでいるわたしが、自身の体験や桧家住宅の担当者と話を聞いたり、利用している知人から聞いた情報をまとめてお伝えします。

Z空調は住宅に採用して終わりではなく、一般的なエアコンと同じくフィルターのお手入れが必要なんです。

しかし、一般的なエアコンとは違いお手入れが簡単で住人が家の掃除の延長でお手入れできることが魅力の1つ!そんな簡単なお手入れ方法を【 3ステップ 】やれば簡単!Z空調のフィルターお手入れ方法を伝授で紹介しているので本記事と合わせて読んでください。

Z空調のある家が建てられるのは桧家住宅!

しばろう

桧家住宅で家を建てたボクが生の意見を書いてみました。

この記事を書いた人
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しばろう

家づくり大好き マドリスト

  • 家づくり歴 4年
  • 妻、長女(3歳)、長男(1歳)の4人家族
  • 某大手家電メーカー勤務
  • 住宅展示場巡りが大好き
  • ハウスメーカー見学 20社以上
  • ヒノキヤ住宅にてマイホーム建築
  • マイホーム建築後も家づくりについての勉強中

Z空調(全館空調)とは

Z空調とはヒノキヤグループが採用している全館空調システムの商品名です。
(各メーカー、それぞ全館空調には名前を持っています。)

この全館空調システムというのは簡単に説明をすると、部屋専用エアコンの代わりとなる家全体の空調機器のことです。

通常のエアコンはご存知の通り、各部屋に設置して温度調整をおこなっていますよね。

全館空調システムは1つの空調機器で家中すべての部屋の温度調整を自動でしてくれるシステムのことを指します。

この全館空調、温度調整以外にも24時間換気も自動でおこなってくれる優れものです。

更に空気清浄フィルターを通じて外気が室内に入ってくるので、空気清浄機の役割も果たしてくれる今注目されているシステムなんです。

Z空調を導入すれば、各部屋毎にルームエアコンを設置する必要がないですし、家中どこにいても快適な室温、そして綺麗な空気を24時間保ってくれるのです。

あなた

家全体の温度調整と24時間換気かぁ、電気代が高そうだなぁ・・・

しばろう

当然そんな疑問も出てくるよね。
電気代については、我が家の1年間の電気代を別記事で紹介してるから見てね。

Z空調に付いて調べている人は電気代も気になりますよね?

わたしがZ空調のある家に住んでみてわかった1年間の電気代を公開しているので、ぜひこちらの記事も参考にどうぞ!
Z空調の電気代を公開!夏場と冬場の電気代はどうに変化するのか

Z空調のメリット

メリットデメリット
各フロア毎で温度調整が可能

各部屋で風量調整が可能

屋内はクリーンな空気で満たされる

意外と価格が安い
部屋ごとの温度設定ができない
空気が乾燥する
エアコンが故障した場合、階層単位で空調が止まる
間取りに制限が出る場合がある
Z空調のメリット・デメリット

全館空調は他メーカーでもさまざまなものが出ていますが、Z空調ならではのメリットがたくさんあるので紹介していきます。

Z空調のメリット

  • 各フロア毎で温度調整が可能
  • 各部屋で風量調整が可能
  • 屋内はクリーンな空気で満たされる
  • 部屋干しするとすぐ乾く
  • 意外と価格が安い

各フロア毎で温度調整が可能

Z空調は1階と2階とで、それぞれエアコンを設置します。1階、2階とでエアコンをそれぞれ設置しているのでフロア毎に温度調整が可能です。

人によって温度の好みが分かれるので1階は涼しめ、2階は暖かめと使い分けができるのは嬉しいメリットです。

あなた

ボクは暑がり、妻は寒がりだから使い分けできるのは嬉しい。

他メーカーとは違い、どちらかが故障したとしても、もう片方が生きているので修理が終わるまで辛い生活を我慢するといった苦労も半減できます。

我が家では昼間はリビングにいることが多いので1階だけ稼働して、夜、寝る2時間前ぐらいに寝室のある2階を稼働させています。

全館空調の使い方としてどうなの?と思うかもしれませんが、シーリングファンで家の空気を循環させているのでさほど温度差もないため無理して稼働させる必要もないと思ってこのような使い分けをしています。

しばろう

家の中の温度が担保できれば無理に2台稼働する必要はないですよ。

各部屋で風量調整が可能

Z空調ルーバー
Z空調ルーバー

各部屋には、エアコンからの風を運ぶ吹き出し口が設置されています。その吹き出し口のルーバーの角度を調整すれば入ってくる風量の調整が可能なんです。

入ってくる風の角度も調整ができるので、例えば夏は頭上から涼しくなるようにルーバーを開き気味に調整をしたり、冬場は足元から暖めるようにルーバーを真下に向けたり角度調整も可能です。

しばろう

角度調整用の棒があるから、いちいち踏み台を使わなくて大丈夫。

屋内はクリーンな空気で満たされる

クリーンな空気

外気給気フィルターの効果で、チリやホコリ花粉など5μm(1/100mm)以上の小さなゴミををキャッチして、キレイで新鮮な空気を室内に運んでくれます。

花粉症の人にはとても優しい空間になります。

また、常にクリーンな空気を入れているのでハウスダストなどのアレルギーに対しても安心できまよね。

あなた

小さな子供のアレルギー対策にもなるんだね。

部屋干しするとすぐ乾く

デメリットの一つとも言えますが、全館空調システムは空気が乾燥しやすいというのがあります。

「乾燥しやすい」とだけ聞くと印象がよくないかも知れないですが、洗濯物の乾きが物凄く早いんです。

「明日来ていく服がないから急いで洗濯しなきゃ」という場面でも一晩干せばすっかり乾くというのは忙しいママの強い味方になるのではないでしょうか?

実際に我が家では寝る前に洗濯物を干して翌日着ていくことがあります。

薄手のものであれば乾くので意外と便利です。

意外と価格が安い

Z空調の仕組みやメリットを知ると価格が高そうと思う人が多いのではないでしょうか?

一般家庭の大きさの家だと120万円位で導入できます。大手ハウスメーカーの扱う全館空調システムでしたら約200万円位するので、比べたら安さは一目瞭然ですね。

あなた

何もそんな高いお金払わなくても、必要なところだけエアコンを付けるよ。

という方もいるかと思いますが、例えば

「リビング+寝室+子供部屋×2+脱衣所」の計5箇所にエアコンを導入

したとして、エアコンを“1台10万円程度”のものを買ったとしても
「本体代,工事費,買い替えにかかるお金」を考えると

費用項目金額
本体代500,000円〜(5台分)
工事費75,000円〜(5台分)
買い替え代500,000円〜(1回/10年、5台分)
合計1, 075,000円〜
家庭用エアコンを5台入れた場合

と、なるので金額的には10万円ぐらいの差が出ますが、家全体が同じ温度になり何処でも快適に暮らせると考えたら「Z空調」の方が絶対にお得ですよね。

しばろう

掃除やメンテナンスのことを考えると金額的にも手間もZ空調の方がラクだよ。

Z空調(全館空調)のデメリット

メリットデメリット
各フロア毎で温度調整が可能

各部屋で風量調整が可能

屋内はクリーンな空気で満たされる

意外と価格が安い
部屋ごとの温度設定ができない
空気が乾燥する
エアコンが故障した場合、階層単位で空調が止まる
間取りに制限が出る場合がある
Z空調のメリット・デメリット

これまではZ空調のメリットばかりをお伝えしましたが、次はデメリットについてもちゃんと触れていきます。

ここで紹介するデメリットはZ空調のデメリットというよりは、全館空調としてのデメリットになるので、他メーカーの全館空調も検討している人はしっかりと読んでくださいね。

導入を検討している方はメリットだけではなくデメリットも把握をして納得してからの導入にしましょう。

Z空調のデメリット

  • 部屋ごとの温度設定ができない
  • 空気が乾燥する
  • エアコンが故障した場合フロア単位で空調がとまる
  • 間取りに制限が出る場合がある

部屋ごとの温度設定ができない

Z空調は各フロア毎での温度設定は可能ですが、各部屋毎の温度設定はできません。

各部屋毎で調整できるのはルーバーの角度を変えて行う風量調整のみとなります。

しばろう

温度の細かい調整は衣服で調整するしかない。

全館空調は空気が乾燥する

これはZ空調のデメリットというよりも全館空調システムのデメリットでもあります。

24時間換気を行っているので室内が乾燥しがちです。

特に冬場は乾燥します

加湿器を用意して乾燥対策をしっかりしましょう。

我が家ではお風呂場の扉を開けたままにして加湿してます。

朝起きると乾いているので風呂場のカビ対策にも効果的です。

メリットの部分でも話しましたが、冬場は寝る前に部屋干しをすると薄手のものは翌朝には乾いています。

全館空調が故障した場合フロア単位で空調がとまる

こちらもZ空調のデメリットというよりも全館空調システムのデメリット、弱点です。

各部屋にエアコンを設置しないで済むメリットはありますが、故障した場合フロア単位で空調がとまります。

フロア毎の故障で済むものはZ空調だけなので、他メーカーの全館空調よりはまだマシですが…。

あなた

冬はまだしも、夏の故障は絶対に嫌だ。

間取りに制限が出る場合がある

こちらに関しても全館空調システム自体のデメリットですね。

空調設備を置く場所だったり、各部屋へ風を送る管を壁の中に通さないといけないので、それらのスペースの確保が必要になってきます。

Z空調に関しては送風用の配管場所が天井になるので、その分天井が低くなります。(約20cm)

Z空調ルーバー
Z空調ルーバー横の段差

Z空調の仕組み

通常、全館空調は建物の階数に関係なく1台のエアコンで建物内の温度を一定に保つため、1階も2階も同じ温度になるのですが、Z空調は1フロア毎に1台のエアコンを設置します。

2階建の住居の場合は、1階と2階にそれぞれ1台ずつ設置をします。

あなた

これが他のメーカーと違うところかぁ

Z空調本体
Z空調本体部分

画像は実際に我が家についているZ空調の写真です。

これが1Fと2Fにの天井にそれぞれ1台ずつ付いています。

大きさは「約60cm×90cm」と少し大きいですが、天井に埋め込まれていてフラットなので気にならない仕様で邪魔にはなりません。

取り付ける場所も人目につきづらい場所のに設置しているので、リビングからの景観を損なうことはないので安心してください。※間取りによっては例外があるかもですが…

外の新鮮な空気を吸気口から取り込み、フィルターボックス、熱交換器ユニットを経て各階に設置されてエアコンに集まります。

エアコンから送りだされる風は各部屋に設置する吹出し口から排出され、家全体の温度を調節しています。

各吹き出し口はルーバーの角度調整によって風量調節もできます。

Z空調吹き出し口

また換気も同時におこなっているので、各部屋に送りだされた風は1Fの床面に設置された排気口から熱交換器ユニットを経て外に排出されます。

これによって24時間稼働でも常にキレイな空気が家全体が循環します。

我が家のエアコン部分や吹き出し口(ディフューザー)のカラーはホワイトですが、他にも「グレー」や「ブラック」もあります。

しばろう

セレクテリアによって色が変わるから、部屋の統一感が保てるよ

Z空調は各スペシャリストの共同作品

Z空調はヒノキヤグループの看板商品として人気を得ていますが、ただの空調システムではないんです。

それはなぜかというと、各分野で活躍しているダイキン 】、協立エアテックが共同制作しているんです。

エアコンにはダイキン製。熱交換器ユニットには協立エアテック製が使われています。

熱交換器ユニットは第一種換気(全熱交換式)を採用しています。

床下に設置がされているので、床下に湿気が溜まるという事も防いでくれます。

熱交換器とは

熱は固体、液体、気体を問わず高温から低温へ移る性質があります。

この性質を利用して、効率的に熱を移動させる装置の事を熱交換機と呼びます。



画像参照:協立エアテック

24時間換気システムの種類


一般的な住宅では、第一種換気か第三種換気が主に使われます。

・第一種換気
給気と排気の両方に機械式ファンを使い、強制的に換気をおこないます。
第三種換気より高価だが、室内に入る空気をキレイに出来たり冷暖房費を抑えられたり、家全体の計画換気が可能になります。

・第三種換気
給気は自然給気で、排気には機械式ファンを使って強制排気をするタイプです。
外の空気の影響を受けやすいですが、第一種より安価で設置が出来ます。


画像参照:樹々匠建設

第一種換気に付けられる熱交換システムには全熱交換式と顕熱交換式があります。

Z空調の熱交換器ユニットは全熱交換式です。

【全熱交換式とは】
全熱交換式とは、空気中の温度(顕熱)と一緒に湿度(潜熱)も交換します。高温多湿な地域に適しています。

【顕熱交換式とは】
顕熱交換式とは、空気中の温度(顕熱)を交換し湿度(潜熱)及び臭気は排気します。準寒冷地に適しています。

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ネットの噂は本当? 結露とカビについて

ネットでZ空調について検索すると『Z空調 結露』『Z空調 カビ』なんてワードが出てきて内容を見ると、

  • Z空調の吹き出し口が結露している
  • Z空調のダクト内はカビが生えやすい

という口コミがありました。

この口コミに対しての回答は、間違っているというのがわたしの意見です。

詳しいことはこちらの記事、Z空調はカビが生えるの?カビが生える原因とZ空調の実態を教えますで説明しているので不安な人は読んでください。

他にも気になるZ空調のこんなところ

Z空調について他にも気になるところがあると思います。

他にも気になる些細なことを簡単に解説していきますね。

Z空調の稼働音はうるさい?

あなた

ねぇねぇ、しばろうくん。
Z空調の稼働音どんなもんなの?
音に敏感な人は気になって寝れないって聞いたことあるけど。

しばろう

あー、音が気になる人って結構いるよね。
動き始めは「頑張ってるなー」って感じの音だけど、温度が安定したら気にならないよ。
雨の日の、車の音の方が気になるかな。

あなた

あっ、そんな感じなのね。
風が出る音以外に、24H換気の音についても気になるんだけど。

しばろう

24H換気の方も全然気にならないよ。
むしろ、本当に動いているのかな?って心配になるぐらい(笑)

Z空調の掃除の仕方は?

あなた

Z空調も言ってしまえば「エアコン」だから、掃除も必要だよね。

しばろう

まぁね。
でも、エアコンよりも簡単ですぐに終わるよ。

あなた

えっ!簡単ですぐに終わる!?
どんなやり方なの?

しばろう

ここで教えてもいいんだけど、少し長くなるから別の記事
【 3ステップ 】やれば簡単!Z空調のフィルターお手入れ方法を伝授
を読んでね。

あなた

わかった。
この記事を読み終わったら覗いてみるね。

しばろう

ちなみに、掃除が簡単になるように自作でDIYフィルターも作ったんだ。簡単だからZ空調を入れたら試してね。
Z空調の掃除を簡単に!DIYフィルターでキレイな空間。掃除は簡単捨てるだけ

まとめ:Z空調のメリット・デメリットとは?桧家住宅の主力商品に欠点はある?

最後にZ空調についておさらいをしましょう。

Z空調とは従来のエアコンとは違い、家全体に対しての空調システムのことを言い、他社とは違い各階ごとに温度調整ができるヒノキヤグループの空調システムのこと。

そして、Z空調のメリット、デメリットとしては

メリットデメリット
各フロア毎で温度調整が可能

各部屋で風量調整が可能

屋内はクリーンな空気で満たされる

意外と価格が安い
部屋ごとの温度設定ができない
空気が乾燥する
エアコンが故障した場合、階層単位で空調が止まる
間取りに制限が出る場合がある
Z空調のメリット・デメリット

などがあります。

わたしが桧家の家に実際に住んでみたところ、Z空調はデメリットになる部分はありますが、ネットに書かれているような悪いところはなく快適に過ごせていますよ

Z空調の導入を考えている方はZ空調のデメリットが自分にとって大きな問題になるかをよく考えて導入することをオススメします。

今回は、わたしが桧家住宅でZ空調のある家を建てたのでZ空調についての説明をしましたが、他のメーカーでも全館空調を扱っているところがあります。その数,10社以上

全館空調は魅力的だけど、他のメーカーの全館空調も気になるという人は自分のライフスタイルに合わせた間取りやおすすめのハウスメーカーを教えてくれるに相談することをおすすめします。

家づくりの疑問や不安を中立な立場で相談に乗ってくれるので、ハウスメーカーに聞きづらい質問や正直な感想なども教えてくれます。

不安や疑問を抱えながらの家づくりはツライので、早めに相談してスッキリとした気持ちで家づくりをしていきましょう。

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