家族の一員として生まれてきた女の子の健やかな成長を祈る雛祭り。
女の子が生まれたら、初めての節句までには可愛い雛人形を飾ってお祝いしたいですよね。でも、今どきの雛人形はいろんな種類があってどの雛人形にしようか迷ってしまうと思います。

我が家にも生まれたばかりの女の子がいるんだけど、まだ、雛人形を持っていないんだ。
雛祭りまでには用意したいんだけど、どんな雛人形がいいのかわからなくて困っているんだ。



今どきの雛人形はいろんな種類があるから迷うよね。でも、子供のためにも雛祭りに間に合わせなきゃ!ボクがおすすめの雛人形を教えてあげるよ。



本当?ありがとう。ついでに飾る場所も教えて欲しいな。我が家には和室がないからどこに飾ったらいいかわからなくて。



大丈夫。最近は和室のない家も多いから、和室以外の飾るおすすめの場所を紹介するよ。
雛人形の種類が増えたのは、和室の無い家が増えたのが理由の一つとも言われています。
そのため、洋風の家においても馴染むような雛人形やお姫様とお殿様のペアのみのコンパクトな物があるので、雛人形の種類と共におすすめの飾る場所について紹介していきます。
- 雛人形の種類
- おすすめの飾る場所
- 雛人形の保管方法
人気の今どき雛人形はどんな物がある?


雛人形といえば昔からある木目込みの雛人形を思い浮かべる人が多いと思います。
家庭に女の子がいてもある程度の年齢になると徐々に雛人形を飾る習慣がなくなり、雛人形に対しても関心がなくなってきます。そうすると、どんな雛人形があるのかという情報も入らなくなり、数年経った後にどんな雛人形を買うべきか迷ってしまいます。
買うタイミングでどんなタイプの雛人形を買うか迷わないように人気の今どき雛人形を紹介します。
シンプルでモダンなもの


本来ある雛人形の飾りがなく、色使いも単色で現代の家に置いてあっても溶け込みやすいシンプルでモダンな雛人形が人気です。
装飾がシンプルなためコンパクトなサイズのものが多く、ニッチやテレビ台の上に飾れるのも人気の理由。
画像はシンプルに白で統一されたものを載せていますが、もう少し色使いのあるタイプもあるので探してみてください。
キャラクター雛


可愛い人気キャラクターの雛人形も人気があります。
従来の日本人形の顔がちょっと苦手という人や小さいお子さんに特に人気があります。
画像はペアの雛人形ですが、多段タイプのものもあります。
老舗のお店とコラボして作られた雛人形や、キャラクターメーカーが独自に作ったものがあり、値段が大きく変わります。
キャラクター物でもしっかりした雛人形が欲しい方は老舗の雛人形、雰囲気が楽しめればいいのであれば、キャラクターメーカーの雛人形がおすすめです。
変わった素材のもの


雛人形はいろんな形のものや、キャラクターものが多くあります。木材やプラスチック素材のものが一般的ですが、中にはガラスやスワロフスキーでできた物があります。
紫外線による衣装の色褪せや、虫食いの心配がないので保管がしやすいのが嬉しいところ。
普通の雛人形だとつまらないという方におすすめです。
伝統的な木目込み(きめこみ)雛


雛人形といえばやっぱり木目込み!という人がいるぐらいまだまだ本来の木目込み雛人形は根強い人気があります。
木目込み人形が欲しいけど、リアルな表情がちょっと…。という人もいると思いますが、最近では木目込みの雛人形でも可愛らしい顔つきのものもたくさんあるので、材質にこだわりたいけど可愛い雛人形がいいという人は探してみましょう。
人気有名作家の雛人形


雛人形は自分達で買う家庭もあると思いますが、孫のために祖父母が買うケースも多いです。
自分達が選んで気にったものがあればそれをお願いして買ってもらうのが1番ですが、「特に気に入ったものがない」、「こだわりがないからなんでもいい」という人もいると思います。
そういう人は思い切って有名作家の雛人形をリクエストをしてみるのもいいと思います。
有名作家のものはどれも高価なものばかりですが、その分、細部まで作りがしっかりしていますし、丈夫に作られています。
「せっかく高いものを買ってもらったんだから大事にしよう」という心理もはたらいて、愛着もずっと続くのでおすすめです。
ただし、あまりにも高価なものはリクエストしないであげてくださいね。
しばろう家が買った雛人形も紹介
いろんな雛人形を紹介しましたが、我が家では「変わった素材のもの」で紹介したガラス製の雛人形を購入しました。
現物がこちらです。


ペアの雛人形と丸屏風、ぼんぼり2つに木札1枚のセットを買いました。
我が家はああり大きくないコンパクトなものを探していて画像の雛人形に出会いました。
材質がガラス製ということに珍しさを感じ購入。おしゃれだし、家の雰囲気も損なわないので大満足です。
雛人形はいつから飾る?
雛人形といえば雛祭りのメインの飾り。当然、飾り付けは雛祭りに間に合うようにおこないますが、雛祭りの数日前に飾って終わったらすぐに片付けるというスケジュールだと忙しいし、雛人形を眺めて楽しむのも難しくなってしまいます。



んー、確かに。組み立て式の雛人形だとちょっと手間をかけた割にはすぐ終了ってなっちゃいそうだね。



舞台を整えて置くだけというタイプでもあまり見る時間が少ないとせっかく買った雛人形がもったいない。なるべく長い間飾っておきたいよね。
雛人形を飾るおすすめのタイミング
雛人形を飾る時期は「この日からこの日まで」と明確に決まっているわけでは無いですが、飾り始めは立春(節分のあと)から2月中旬ぐらいまでがいい時期とされています。
だからと言って感覚的に「まだ早いんじゃない?」と思う人は無理に飾らなくても平気ですよ。
雛祭りは桃の節句ということもあって春が来たことを知らせるタイミングが飾り付けのちょうどいいタイミングです。
節分が終わってすぐに雛人形を出すのが難しくても雛祭りの1週間前には飾っておくと雛人形をゆっくり楽しめます。



小さい子供がいたずらをするのが心配な人は、ギリギリまで出さなくても問題ないよ。
雛人形をしまうタイミングはいつ?
3月3日の雛祭りが終わったら片付ける人が多いですが、雛祭りが終わってすぐに片付けるのが難しい人も当然います。そんな人は雛祭りが終わって2週間ぐらいを目安に片付けるのがいいです。
「雛人形を片付けないとお嫁にいけなくなる」なんて言い伝えもありますが、地域によっては4月まで飾るところもあるようなので焦らずに片付けましょう。
雛人形を飾るおすすめの場所
近年では住宅も和風のものから洋風のものへと変わっていて自宅に和室がないという家も珍しくありません。
むしろ、和室がある家の方が珍しいぐらいです。
そのため雛人形を飾る場所に迷う人も多くいます。そんな人のために雛人形を飾るのにおすすめの場所を紹介します。
インテリアの一部としてリビングに飾る
雛人形を飾る場所としては1番ありがちで無難な場所がリビングです。
家族が集まる場所ということもあり、1番目にしやすい場所ですね。また、ソファーに座ってぼーっと眺めることもできるのでじっくりと楽しむにはちょうどいい場所です。
リビング内の置き場所としてはテレビ台やニッチがちょうどいい置き場所。大きめな雛人形を飾る場合は別途置き場所を作りましょう。
リビングの配色にもよりますが、シンプルな雛人形を飾るのがインテリアの一部としても馴染みやすいです。
今どきな雛人形を落ち着いて楽しむなら寝室もおすすめ
リビングに置くと目立ちすぎるし、置く場所も確保できないという方は寝室もおすすめです。
リビングに比べて見る時間は減りますが、別途の上でリラックスしながら楽しめるのがいいところ。まだお子さんが小さい家庭では一緒に寝ることも多いと思うので子供も一緒に眺めながら寝るがことができます。
寝室は外部の人に見られないので、多少派手な雛人形でも家の景観を気にすることなく置くことができます。綺麗な配色の木目込み(きめこみ)雛人形を楽しみたい人におすすめです。
おしゃれな雛人形を玄関に飾ってお出迎え
家のどこにも雛人形の置き場所がないという人は玄関に飾ることも考えてみましょう。
玄関は家の出入りで必ず通る場所なので、時間は少ないですが見ることができます。また、来客の時にはお客さんの目にも入りやすいので家族以外の人も楽しみやすい場所。
お客さんの目にも止まるのでセンスを問われる部分もありますが、あまり見ないようなタイプの雛人形やキャラクター物の雛人形を飾ると受けがいいです。
お店やショッピングモールに飾られている雛人形を見るときと似た感覚です。
疑似的な和室に飾ってthe雛祭りを楽しむ
和室がない人向けに雛人形の飾る場用を紹介しましたが、やっぱり雛人形を飾るなら和室が(床の間)が1番映えます。和室であればロケーションは整っているので奇抜なデザインの雛人形でなければどんなタイプでも溶け込みます。
ですが、無いものは無いので疑似的な和室を作るのもおすすめです。
疑似的な和室と言っても小さいディスプレイ用の畳を敷いてプチ和室コーナーを作るというものです。
飾りたい雛人形のサイズにもよりますが、最近では100円ショップでも小さい畳みが売っているので案外安く作れます。


雛人形を飾ってはいけない場所
雛人形は一度買えば長い付き合いになるものなので、ただ飾るのではなく飾る場所にも気をつける必要があります。
飾ってはいけない場所を紹介するので意識してみてください。
決して安いものでは無いですし、子供の成長を願う人形なので丁寧に扱いましょう。
直射日光の当たる場所
できるだけ明るくて綺麗に見える場所に飾りたいからといって直射日光の当たる場所は避けましょう。
雛人形は紫外線を浴びることにより衣裳や肌が劣化してしまい、色が褪せてしまいます。
何年も飾るので色褪せてしまったらもったいないので直射日光うが当たらないように気をつけましょう。
エアコンの風が当たる場所
人間も同じですが、エアコンの風に長時間当たると乾燥してしまいます。乾燥すると化粧が劣化してしまったり、人形の材質によってはひび割れの原因になってしまいます。
高温多湿の場所
乾燥は避けた方がいいとお伝えしましたが、湿気も避けなければいけません。湿気によって衣装にカビが生えてしまったり、化粧が衣装に付着してシミになったりすることがあります。
しまう時には湿気対策もしっかりとするようにしましょう。
赤ちゃんの手の届く場所
赤ちゃんが雛人形に触ることで赤ちゃんの厄が人形に移り、厄除けになると言われています。
ですが、歩き始めでいろんなことに興味を持ち出すと何でもかんでも口に入れてしまいがちになり最悪の場合、小さい装飾などを誤飲してしまう可能性があります。
ある程度、誤飲の心配がなくなってからいっぱい遊ばせるようにしてください。
くれぐれも触ることに対して怒るのではなくて、大切に遊ぶように教えてください。
雛人形を保管する場所と注意点
雛人形は年間でオフシーズンの方が多いものなので保管には十分気をつける必要があります。
人形自体、高価なものですし娘の成長を願うものなので雑に扱わないようにしなきゃですよね。
そんな雛人形を長持ちさせるための保管方法を紹介します。
高温多湿を避けて風通しのいいところに保管する
雛人形を保管する場合、箱の中に入れて保管すると思います。
箱の中は一度フタを閉じてしまうと湿気が逃げにくく管理もしづらくなってしまいます。
そのため、そもそも湿気の少ないところに保管するか、密閉した箱を避けて風通しのいいところで保管するのがおすすめです。
風通しのいい場所に保管するのが難しい場合は、シリカゲルなどの除湿剤を一緒に入れて保管しましょう。シリカゲルは衣類用のものやお煎餅の袋に入っているものでも大丈夫です。
防虫対策はしっかりと
雛人形を保管するときは防虫剤も一緒に入れて箱に保管しましょう。防虫剤は衣類用のものでも大丈夫ですが、できれば人形用の防虫剤がおすすめです。
防虫剤を入れるときの注意点として、直接雛人形に防虫剤が触れないように入れる必要があります。防虫剤の成分が原因で雛人形が変色してしまうことがあるので注意してください。
忘れなければ虫干しもする
必ずやらないとダメということではありませんが、虫干しもした方がいいです。
タイミングとしては桃の節句の半年後の重陽(ちょうよう)の節句があります。重陽の節句は9月9日にもう一度雛人形を飾って健康を祝うイベントで、雛人形が傷まないように虫干しをするという意味も含まれています。
まとめ:和室のない家なら雛人形は今どきなおしゃれでインテリアとしても活躍するものを選ぼう
本記事では和室のない家でも違和感なく飾れる今どきな雛人形について紹介してきました。
紹介した雛人形にはいろんな種類のものがありましたね。
本記事で紹介した雛人形の種類
- シンプルでモダンなもの
- キャラクター雛
- 変わった素材のもの
- 伝統的な木目込み(きめこみ)雛
- 人気有名作家の雛人形
紹介したそれぞれの人形には特徴があり様々なシーンで活躍するものばかりです。
ただ、共通して言えるのがコンパクトで場所を選ばない雛人形ということ。コンパクトになった理由は和室のない部屋が増えて多段式の雛人形の需要が減ったからですね。
そのため、洋風の家に飾っても違和感のないサイズや見た目のものが増えてきました。
しかし、今も昔も雛人形を飾ってはいけない場所や保管方法に変化はありません。
雛人形を飾ってはいけない場所
- 直射日光の当たる場所
- エアコンの風が当たる場所
- 高温多湿の場所
- 赤ちゃんの手の届く場所
雛人形の状態を保つための保管方法
- 高温多湿を避けて風通しのいいところに保管する
- 防虫対策はしっかりとする
- 忘れなければ虫干しもする
雛人形を飾ってはいけない場所や適切な保管方法をしっかりと守って長く愛用できるように努力しましょう。
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