人気漫画作品の「ダンジョン飯」が2024年1月4日より放送が始まり話題になりました。
ファンタジー作品でありながら王道とは外れる、まさかのグルメ漫画ということで話題になった漫画です。
漫画が面白いと話題だっただけにアニメのダンジョン飯も期待されていましたが、実際の評判は「面白くない」「つまらない」という評判が多くあります。
では、なぜ漫画では人気だったダンジョン飯の評判が悪い評判になっているのでしょう?
本記事では、アニメ化したダンジョン飯が「面白くない」「つまらない」という評判になっている理由について解説していきます。
Contents
ダンジョン飯は面白くない?
ダンジョン飯は好き嫌いが分かれる世界観を持った作品です。
キャラクターデザインは漫画、アニメが好きな人なら抵抗も持たないはず。
むしろ、「好き!」という人の方が多いと思います。
しかし、ストーリーが独創的過ぎてその独創的な部分が受け入れづらいという意見もあります。
面白くないと言われるポイントも人によっては楽しいポイントになるので、評価が難しい作品です。
ダンジョン飯の面白いポイント
ダンジョン飯の面白さは何と言っても「異世界が舞台の料理漫画」というところにあります。
異世界ものでも料理漫画は他にもあるでしょ?
と思うかもしれませんが、ゲームの中に出てくるモンスターを少しでも美味しく料理しようと努力するところが見どころです。
ファンタジー系の漫画はシリアスな展開の作品が多いのですが、ダンジョン飯はギャグの要素も多くあります。
主人公のライオスが魅せる「モンスターを食べてみたい」という中々理解できない願望に対して、メンバーがコミカルにツッコミを入れるところも面白さのポイントです。
ダンジョン飯の面白くないポイント
ダンジョン飯は他のファンタジー作品と違いRPGゲームの裏側の設定にフォーカスしたネタが多いのが特徴です。
RPGゲームをしたことに無い人にとっては盛り上がりにピンとこないので面白さに欠けるかもしれません。
また、主人公の妹を助けにダンジョンを進むとうい目的があるものの、料理がメインの作品なので他のファンタジー系の作品と比べるとストーリーのテンポが悪いのが残念な部分です。
メインである料理の部分も食材がダンジョン内のモンスターを使っています。
一般的に知られているモンスターの「スライム」や「ゴーレム」に生えた植物、「ドラゴン」など、実世界に存在すれば確実にゲテモノ扱いとなる生き物を捌いて食べます。
料理する描写はグロテスクなものではなく、淡々と昼の料理番組のような手際で調理していくので刺激が強いものではありません。
ですが、調理しているものを考えるとちょっと抵抗を感じてしまう部分がありますよね。
食材に抵抗がある
先ほども説明しましたが、ダンジョン飯はダンジョン内で食材を調達するのでモンスターやダンジョン内に生えている怪しい植物などを食べます。
ダンジョン飯のアニメが面白くないつまらない理由はなぜ?
アニメも漫画と同様で賛否が分かれています。
しかし、つまらないという意見の中にもアニメだからというものがあるので詳しく解説していきます。
物語の構成がアニメ向きじゃないから
ダンジョン飯は「主人公の妹ファリンを助けるためにダンジョンに入る。」という目的はあるものの、ファリンを助けに行く過程の食事がメインの作品となっています。
そのため、冒険がメインではなく食事がメインになっているのでストーリー進行のテンポが悪く、あまりアニメ向きとは言えません。
各話ごとにモンスターを調理する内容なので、次週の展開が気になる!という展開が無いのもつまらないと言われる理由の一つです。
グルメものなのに美味しそうじゃない
もともと漫画連載からスタートした作品なので、食材の色合いなどの情報が無いまま調理が進んでいました。
アニメ化されて絵に色が付くことで食材の色がわかるようになりましたが、使っている食材はダンジョン内のモンスター。
白黒ならまだごまかせる部分がありましたが、アニメで色が付くとグルメとしては見栄えが悪くダメなのでしょう。
原作を再現するのが難しいから
漫画で人気があった作品がアニメ化して評判が悪くなることは多々あります。
評判が悪くなる理由としては、「キャラクターの声が想像と違った」「漫画にはあった描写が抜けている」「テンポが悪い」など様々です。
原作の良さをアニメで再現するのは難しいことなので、ダンジョン飯についてはアニメ化がうまくはまらなかったということになります。
逆にアニメ化されて人気が上がる作品もあるので、必ずしも評判が下がるということではありません。
ダンジョン飯がつまらなくなった原因は?
ダンジョン飯はモンスターを食べながら冒険を進めていくという物語のため、漫画がスタートした当初は珍しいコンセプトに人気が出て面白いと評判になりました。
しかし、面白いという評判も時が経つにつれて少しづつ下降気味になっていったんです。
面白いという評判が段々と下降していった理由について説明していきます。
料理、食事のシーンが減ってしまった
物語序盤は出てくるモンスター全てを食材にして料理漫画さながらでした。
しかし、物語が進み本来の目的であるダンジョン最下層のファリンを目前にしたあたりから、
- なぜダンジョンができたのか?
- ダンジョンを作った魔術師とはどんな人物なのか?
という疑問に物語フォーカスされるようになり、そのころから料理シーンが少し減ってきました。
ゲテモノ(モンスター)を料理するとう斬新さが減ってしまったのが面白いという評判が減った理由の1つと言えるでしょう。
ギャグからシリアスに寄った
ダンジョン飯はが面白いと評判だった理由の1つにギャグシーンが多かったことも挙げられます。
登場する主要人物それぞれが強い個性を持ち、ファンタジーの世界という設定が組み合わさることで「そんなことやっちゃうの?」という意表を突く行動が多く物語序盤ではギャグ要素が多くありました。
しかし、料理のシーンと同様で物語が進むにつれて、
ファリンは本当に救えるのか?
ダンジョンはなんのために作られたのか?
と物語の核心を突く場面が増えてきたことにより、シリアスムードが強くなりました。
シリアスムードが強くなってギャグの要素が減ったことが面白いという評判が減った理由と言えるでしょう。
まとめ
本記事では、ダンジョン飯が「面白くない」「つまらない」という評判になった理由について解説してきました。
ダンジョン飯はRPGゲームのような世界観の物語のため、元ネタがゲームと共通するものが多くあります。
そのことからRPGゲームの経験があまりない人からすると「何のことだろう?」となってしまうシーンがあり置いてきぼりになってしまいます。
そして、冒険物の話のはずなのにメインが料理ということからストーリーの進むテンポが遅く、料理の食材がモンスターといことでアニメでは特に高評価を得られていません。
しかし、モンスターを食べるという設定に新しさを感じたり、シリアスであるはずのファンタジーものなのにギャグの要素が多というい理由からダンジョン飯が面白いと感じる人もいます。
面白いという意見と面白くない、つまらないという意見が分かれる作品なので気になる人は漫画かアニメを一度見てください。
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