全館空調のある家に住みたい。そうに考えてローコスト住宅でZ空調のある桧家住宅に目をつける人がいます。
ですが、ネットで全館空調はカビが生えるという口コミを見て不安に感じる人がいますよね?
全館空調は家のどこにいても快適に暮らせるって聞いてすごく気になっているんだ。でもカビが生えるって聞いて不安で…。
全館空調を入れたい人のよくある悩みだよね。
ボクは桧家住宅のZ空調のある家に住んでいるから実際にカビが生えるのか教えてあげる。
本記事では桧家住宅でZ空調のある家を建てたわたしが、実際にZ空調を使ってみてカビが生えるのかを説明していきます。
家づくり大好き マドリスト
- 家づくり歴 4年
- 妻、長女(3歳)、長男(1歳)の4人家族
- 某大手家電メーカー勤務
- 住宅展示場巡りが大好き
- ハウスメーカー見学 20社以上
- ヒノキヤ住宅にてマイホーム建築
- マイホーム建築後も家づくりについての勉強中
そもそもZ空調って何?という人はこちらの記事「Z空調のメリット・デメリットとは?桧家住宅の全館空調の評判と口コミは?」で詳しく説明しています。
Z空調はカビが生えづらい
結論から言うとZ空調はカビが生えづらい空調と言えます。
普通の空調設備として使えばカビの発生はほぼありません。
なぜカビが生えづらいという表現にしているかというと、家の環境や使い方によってカビが発生する可能性があるからです。
カビの発生原因やZ空調の発生しづらい理由については順番に説明していきます。
カビが発生する原因を知っておこう
カビはジメジメしたところに生えやすいというイメージを持っている人は多いと思いますが、ちゃんとした理由を知っている人は意外と少ないです。
カビが発生する理由について知ることでカビの発生を防ぎましょう。
カビが発生する主な原因はホコリや汚れ
カビが発生する場所のイメージとしてはジメジメしていて不衛生な場所を思い浮かべると思います。
まさにその通りで、カビは不衛生な場所にあるホコリや汚れを食べて養分にして広がっていきます。
そのため長い間掃除をしていない空間やエアコンフィルターなどはカビの餌場となってしまうんです。
カビの活動する湿度
カビの発生、増殖には湿度も大きく関係しています。
カビが活発に活動するには70%程度の湿度が必要です。
人間が快適に暮らせる湿度が40%~60%と言われてるので少しジメジメするなーと感じたらカビが活発になる環境になったと言えます。
日本は湿気の多い国なので年中カビの発生に気をつける必要がありますが、特に6月〜9月の夏時期は要注意が必要です。
カビにとって快適な温度
湿度ともに温度もカビの発生に大きく関わってきます。
カビが活動できる温度は0℃〜40℃と広めの範囲ですが、もっとも活発になるのが20℃〜30℃と人間が快適に過ごせる温度と同じ温度になってます。
同じ生き物なので快適な環境も似ていますね。
Z空調がカビの発生しづらい空調と言える理由
Z空調がカビの発生しづらい空調と言える理由については先ほど説明したカビの発生する原因と関係があります。
Z空調の使い方と特性を知れば納得するので説明していきます。
仕様上、極端な温度差になる設定にしない
Z空調は全館空調システムのため各部屋ごとに温度調整をすることができません。
そのため家に住む家族全員が快適に過ごせる温度に設定する必要があるため、極端な温度差設定で稼働させることはそうそうありません。
そうすることで空調のダクトと周りの空気の温度差が少なくなりダクトが結露する可能性が低くなります。
フィルター掃除をして清潔な空気を保つ
Z空調にはエアコンフィルターとルームガラリ、換気フィルターボックス、屋外吸気口を定期的にメンテナンスする必要があります。
屋外吸気口以外の3カ所は2週間に1回程度の掃除が推奨されているので、この掃除頻度をしっかりと守れば自然と清潔な空気を家の中で巡回させることができます。
そのため、フィルターにホコリや汚れが溜まりにくくカビの発生原因の1つを防ぐことができます。
Z空調のフィルター掃除についてはこちらの記事を参考にどうぞ。
≫【 3ステップ 】やれば簡単!Z空調のフィルターお手入れ方法を伝授
24時間換気でカビの発生が防げる
Z空調はエアコンを停止していても24時間換気機能があり、エアコンを止めていても家の中の空気を換気してくれるので空気が乾燥する傾向にあります。
例え空調温度と家の空気に温度差があってダクト内が結露しやすい環境にあっても常に換気をしているので、湿度が低くカビの生えづらい環境を維持することができます。
フィルター清掃をするときは24時間換気のスイッチを切ってから掃除をする必要があるので、くれぐれもスイッチの入れ忘れには注意しましょう。
こんな症状が出たらカビが生えているかも
カビが生えないように気を付けていても知らないうちにカビの発生条件が揃ってしまうかもしれません。
もし、これから説明する症状に該当する場合はカビの発生を疑ってみてください。
結露している
ちょっとレアなケースになりますが、エアコンの吹き出し口、エアコンフィルター部が結露することがあります。
以前、わたしがネットでZ空調について調べている時に「Z空調の吹き出し口が結露している」という口コミを見たことがあります。
この結露の原因は設定温度の異常によるものが多いです。
結露してしまう原因を軽く説明すると真夏の冷たい麦茶状態を想像するとわかりやすいです。
真夏の暑い気温の中、氷を入れた麦茶を放置しておくとコップの周りには水滴がつきますよね?あれと同じことが起きているんです。
実際に口コミの記事を読むと外気32℃に対して、室内温度を20℃に設定していると書いてありました。
吹き出し口付近の空気が冷えて水滴となり結露になったというわけです。
それにしても設定温度が低すぎると思いますが…(笑)
ダクトから臭い空気がでる
Z空調をずっと稼働し続ける人は気付きにくいですが、エアコンから出てきた風が臭いなと感じたら要注意です。
Z空調は屋外吸気口から空気を取り入れているので少なからず外の臭いが屋内に入ってくることがあります。
大量の空気を一度に取り込んでいるわけでは無いのであまり匂いは入ってきませんけどね。
そんなZ空調から異臭がでる場合はダクト内にカビが生えている可能性があります。
カビの疑いが出てきた時は天井の点検口からダクト周りを覗いて結露していないか確認してみましょう。
Z空調のある家に住んで感じたこと
わたしがZ空調のある家に住んでみて感じたことは、「思っていたよりも快適な空間になる」です。
リビングや寝室が暖かかったり、涼しかったりするのはもちろんですが、トイレや脱衣所、廊下にいても快適な空間になってます。
冬場は特に快適に感じます。自分の家にいると感じないですが、実家や知り合いの家に行くとトイレや廊下で温度差を感じるので凄く実感します。
ただ、各部屋ごとに温度調整ができないのが残念なところで、衣服で調整するのがちょっと面倒ですね。
懸念していた電気代も普通のオール電化の家と比べてもそんなに変わらないので、各部屋にルームエアコンを設置するよりも若干の高いですが快適に過ごせると考えればコスパはいい設備だと思います。
Z空調はカビが生えるの?カビが生える原因とZ空調の実態を教えます : まとめ
繰り返しになりますが、Z空調はカビが生えるのかという疑問に対しては「カビは生えづらい」がわたしの回答です。
Z空調を稼働することで、カビが生える条件の温度、湿度、ホコリ・汚れのうち湿度、ホコリ・汚れの問題が解消されるからです。
この条件を解消するには定期的なフィルター掃除を欠かさずする必要があるので、定期的な掃除ができる人はZ空調の導入を前向きに考えても失敗しないですよ。
- Z空調のフィルター掃除についてもっと知りたい人はこちらの記事
≫Z空調のメンテナンス方法は簡単?全館空調のフィルター掃除はやれば簡単3ステップ - そもそもZ空調って何?という人はこちらの記事
≫Z空調のメリット・デメリットとは?桧家住宅の全館空調の評判と口コミは?
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