
どうも、「ゆるしば快適家づくり」管理人のしばろうです。
家を建てる時に悩みつつ、自分達のこだわりを入れたいポイントといえば「家の間取り」ですよね。
希望の間取りがある人も多いと思いますが、理想の間取りと実際に暮らしやすい間取りは必ずしも同じとは限りません。
みんなに人気の間取りはどんなものがあるのでしょうか?不動産屋が選ぶおすすめの間取り、家づく入り経験者のおすすめの間取りなど、実際に人気の間取りをランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、わたしは、ランクインしている間取りの多くを採用した家をつくって大満足の日々を過ごしています。
ランキング参考元:
THE ROOM TOUR「新築住宅の間取りおすすめ人気ランキングTOP10!【4万人に聞いたリアルな集計!】」



家は一生に一度の大きな買い物。せっかく「注文住宅」で家を建てるんだから間取り選びで失敗すのは絶対に嫌だ。



この記事は、そんなあなたにおすすめの記事になっているから最後まで読んでね。
気に入った間取りが見つかったけど自分の生活スタイルに合うかわからないという人は記事の1番下に解決方法を紹介しているので最後まで読んでくださいね。
この記事はこんな方におすすめ
- どんな間取りが選ばれているのか知りたい
- 自分の理想とする間取りが整理できていない
- 間取り決めの選択肢を増やしたい
人気間取りランキング 1位:行き止まりのない回遊動線
人気のある間取り、第1位は行き止まりのない回遊動線です。



回遊動線?ちょっと聞きなれない言葉なんだけど…
それに、「間取り」って聞くと「部屋」を想像しがちだから、ちょっとびっくり。



そうだね、この結果にびっくりする人は結構いるかもね。
でも、快適な暮らしにはかなり重要な要素の1つなんだよ。
回遊動線ってなに?
回遊動線とは、家の中に行き止まりがなく、家中をぐるぐると回れる動線のことを言います。
回遊できる動線を取り入れることによって、家の中をスムーズに行き来できるようになるため、移動のわずらわしさが減り家事などの負担も減らせます。
回遊動線一例
- リビング・洗面所・お風呂・ランドリーなどの水回りが繋がっている。
- 玄関→脱衣所→キッチンのように帰宅してからの動線。
回遊動線を意識した時のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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部屋を行き来する時に近道ができる各部屋へつながる道が増える 家が広く感じられる 子供の状態を確認しやすい | 動線確保のため、居住スペースや収納が狭くなる 個人の空間が持ちにくい 無駄な通路やスペースができてしまう |
回遊動線についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
人気間取りランキング 2位:ランドリールーム
ランドリールームは、洗濯物を洗う・干す・取り込む・畳む・しまうという洗濯に関する全ての作業が一箇所でできる部屋です。
移動の手間を省けるので、人気の間取りになります。



あなた、家の中だから、季節や天候に関係なく洗濯物を干せるのが嬉しいね



部屋の中で洗濯物を干すから、花粉やPM2.5なんかの浮遊物が洗濯物につかないっていうメリットもあるよ。
ランドリールームの広さはどれぐらいがいいの?
家族4人分の洗濯物を干そうと思うと、3帖ぐらいの広さが目安として欲しいところですね。
2帖だと少し狭く感じ、4帖だと広く使えるかなという感じです。
3帖なら2mの物干し竿と、タオルやズボンを乾かすドライングラックが置けるスペースを確保できる広さです。
独立した部屋で3帖以上確保するのが難しい場合は、脱衣室と兼用にするのがおすすめ。
お風呂に浴室乾燥機を設置すれば、さらに物干し効率がアップします。
ただし、「お風呂から上がりたいけど、洗濯物を干しているから出れない」ということもあり得るので注意が必要ですね。
ランドリールームのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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洗濯関連の家事がラクになる 天気の悪い日でも干せる 外気から受ける汚染を減らせる | 建築コストがアップする 独立した部屋にこもって家事作業をすることになる 使いにくいと、使わなくなる デメ環境によっては乾きづらい |
ランドリールームについてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
≫ランドリールームで必要な広さはどれぐらい?乾かないって噂は本当?
人気間取りランキング 3位:独立洗面所



独立洗面所?洗面所なら水回りだから1箇所にまとめた方がいいんじゃないの?



確かに「家事動線」の観点とか、家の作りの面でいうと、まとめた方がいいんだけど、個々の使い勝手からいうと洗面所は独立している方が使いやすいんだよ。
アパートでは「3点ユニットバス」といって、お風呂、トイレ、洗面所が一体になっている作りがありますよね。
戸建では「脱衣所+洗面所」というパターンがほとんど。
これらのように「○○+洗面所」という間取りではなく、完全に独立した洗面所が人気なんです。
独立洗面所にすることでストレスフリーな生活に
従来の「○○+洗面所」だと、誰かが入浴中やトイレを使用している時は洗面所が使用しづらい、できないという状況になってしまいましたよね。
そのため、忙しい朝の支度の際や来客時に困ってしまうこともしばしば。
独立洗面所であれば各個人が状況を気にすること無く使用できるため、ストレスなくスムーズに身支度ができます。
独立洗面所のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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専用の空間なので、使い勝手が良くなる 大きな鏡も洗面台が置ける 家族が入浴している時も気兼ねなく使える お客さんに、洗濯物などを見られなくて済む | プライベート空間からオープン空間になるためまめな整理整頓が必要 脱衣所などから切り離されるため、別途スペースが必要 掃除の手間が増える(脱衣所、風呂場のついでではなくなる) |
独立洗面所についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
人気間取りランキング 4位:対面キッチン



対面キッチンは人気だよね。
うちも対面キッチンにする予定だよー。



対面キッチンにもちょっとしたデメリットはあるけど、家族とのコミュニケーションを取りやすさから人気のある間取りだよね。
なぜ対面キッチンがおすすめなのか?
対面式キッチンは調理に立つ人が孤立せず家族と会話を進めながら家事ができます。
子供や家族の顔を見ながら作業ができるので、ちょっとした会話もスムーズ。対面式キッチンは孤独感を感じにくく、家族の様子がわかるので小さいお子さんがいる家庭に人気です。
対面キッチンのメリッ
メリット | デメリット |
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作業しながらの家族間コミュニケーションが増える。 作業中、広がる空間に目を向けることができる。 収納を増やせる。 | キッチンのスペースを広く取る必要がある。 臭い、油・水ハネの心配がある。 |
対面キッチンについてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
≫対面キッチンで後悔しないために、種類とメリット・デメリットを知ろう
人気間取りランキング 5位:水回りを1ヶ所にまとめる



あれ?ランキング第3位は独立洗面所だったけど、水回りを1ヶ所にまとめるのも人気なの?



ランキングが矛盾しているように感じるかもしれないけど、そういうことじゃないんだよ。
水回りを1ヶ所にまとめるってどういうこと?
「水回りを1ヶ所にまとめる」と聞くと、キッチン・トイレ・洗面所・浴室などの水を扱う場所を「同じエリア」に集約すると思う人もいますが、ここでいう「まとめる」は「なるべく近い場所に設置する」ということです。
キッチンの真横にトイレがあるのは流石に雰囲気を壊しますし、嫌ですよね?なので、「キッチンから移動してすぐに辿り着く範囲、移動が面倒だとは感じない範囲内に設置する」という感覚を持ってもらえればOKです。
水回りをまとめたい理由としては水回りは家にとって重要なポイントの間取りだからです。
なぜなら、生活面と家の管理面の両方に影響が出てくる間取りだからです。
水回りを1ヶ所にまとめると、生活面では、家事全般が快適になり、管理面では建築時の配管コストが抑えられ、建築後の管理もしやすくなります
水回りに回遊動線を意識して、家事の効率UP
水回りは1ヶ所にまとめるだけでなく、回遊動線を意識した配置にできると、家事の効率がグンと上がります。
キッチン・トイレ・洗面所・お風呂等の家事をする場所全てが回遊動線で繋がっていると家事の負担も減ります。
行き止まりがなく、両方向からそれぞれの部屋を行き来できれば、より家事効率がUP。
水回りを1箇所にするメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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料理の合間に洗濯、お風呂掃除をしやすい 水回り用の洗剤や掃除用具を共有しやすい 家事の移動距離が短く、はかどる 配管工事や設備取付けがまとめてでき、コストを抑えられる | 洗濯機の音がキッチンまで聞こえてうるさい 誰かが入浴中だと付近での家事に抵抗がある 浴室付近で家事をしていると、他の人が入浴しづらい |
水回りについてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
人気間取りランキング 6位:吹き抜けリビング



開放感のある家にするなら、吹き抜けリビングがいいって聞いたことあるよ。



そうだね、吹き抜けリビングは光も入りやすいし、天井も高いから開放感も出る間取りだね。
最近は、規格型住宅にも取り入れられてるよ。
吹き抜けリビングはどんな人におすすめ?
吹き抜けは、床から天井まで遮るものがないので、「少し狭いかな?」と感じる家に取り入れると開放感が出て実際よりも広く感じられる間取りです。
また、大きな窓を設置することもできますし、遮るものが無いぶん自然光を多く家に入れることができます。家族とのつながりを大切にしたい人やおしゃれな空間を演出したい人にもおすすめです。
吹き抜けリビングのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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吹き抜けがあると開放感のある空間になる 吹き抜けによって自然光を取り入れられ室内が明るくなる 吹き抜けがあると家族とのコミュニケーションがとりやすい 吹き抜けはおしゃれな空間を演出できる | 2階のスペースが狭くなる 吹き抜けは音やニオイが気になる1階、2階に温度差ができる |
吹き抜けリビングについてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
人気間取りランキング 7位:リビング続きの和



和室は日本人には憩いの場だよね。ボクも和室を作りたいんだぁ。



和室は昔から一定数の人気はあるんだけど、「作ったのはいいけど全然使わない」って人もいる難しい間取りでもあるんだよ。



え?でも、数ある間取りのランキングで7位は結構人気なんじゃないの?



人気だけど、従来型の孤立した和室じゃなくて、リビング続きってところがポイントなんだ。
孤立した和室とリビング続きの和室にはどんな差があるの?
和室は日本特有の間取りで、昔から日本人に愛されてきましたが、それは家全体が「日本家屋」だった時の話です。
今の家は洋風な家がベースなので、孤立した和室を作ると少し浮いてしまうのが現状。
洗濯物を畳むなどの家事、育児用のスペースとして使うなどの目的に使うという人が多いですが、目的が終わってしまうと使われない部屋になってしまっているのが現実です。
そのため、孤立した部屋として作ると利用するタイミングが少なくなるのですが、リビング続きの和室にすると、「食後の休憩や、テレビを見ながらの家事、リビングで遊ぶを子供を見ながら趣味の作業をする。」などのちょっとした使い方ができるのが人気の理由となってます。
リビング続きの和室のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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子育て・キッズスペースとして使いやすい 親戚や友人を招いた時にセカンドリビングとして使える アイロンがけや洗濯物を畳むスペースにちょうどいい 趣味の部屋や書斎がわりになる | 大きさによってはリビングを圧迫してしまう 畳の貼り替えやメンテナンスが必要 |
和室についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!≫【 6つの使い方 】新築に和室はあった方がいい?和室を知って後悔しない生活をする
人気間取りランキング 8位:テレワークができる書斎
近年、IT化の普及とテレワークを推奨する企業が増えたため、自宅で仕事をする人が増えてきました。
そのため、家の生活感を見せないような場所でテレワークをしたいという人が増えてきたので、以前よりも書斎を作り、そこでテレワークをする人が増えています。
平日は仕事で使い、休日は趣味の部屋として使う人も多いため、男女共に人気の間取りとなっています。
テレワークができる書斎のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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家にいても集中して仕事ができる 仕事用のスペースとして作っているので、人に見られても恥ずかしくない 休日は趣味の部屋として活用できる | スペースを食ってしまう 半端な広さなので、配置に困る 電子機器などを多く使う場合はある程度のスペースや防音設備が必要 |
書斎についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
人気間取りランキング 9位:ファミリークローゼット



「ファミリークローゼット」って「ウォークイン」や「ウォークスルー」タイプのクローゼットとは違うの?



「ウォークイン」や「ウォークスルー」タイプのクローゼットは作りの違いで呼び分けているよね?
「ファミリークローゼット」は家族全員分の衣類を収納する空間を指しているから、どっちのクローゼットでも家族全員の衣類を収納していれば「ファミリークローゼット」って呼ぶんだよ。
ファミリークローゼットはランドリールームに近い場所に作るのがベスト
ファミリークローゼットは家族全員の衣類を収納するクローゼットなので、各個人の部屋に衣類を振り分ける手間がなく家事の時短につながる収納スペースです。
そのため、洗濯物を洗ったり、乾いた衣類を畳んだり、アイロン掛けするランドリールームが近くにあると、洗う→乾かす→畳む→片付けるの動作がスムーズな流れでできるようになるので、2つの間取りの相性は抜群と言えます。
「ファミリークローゼット」と「ランドリールーム」を隣り合わせにすると、
洗う→乾かす→畳む→片付ける
の動作がスムーズになる。
ファミリークローゼットのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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メ家事動線が短縮できるリット メ部屋が散らかりにくいリット メ個人の部屋が広く使えるリット | 広めなスペースが必要 通勤、通学、お出かけ前の時間は混雑する 思春期の子供が嫌がる場合もある |
ファミリークローゼットについてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
≫ファミリークローゼットのおすすめの広さは?他のクローゼットとの違いは?
人気間取りランキング 10位:パントリー収納
パントリーは本来、生活用品や保存食をストックしておく空間として使われてますが、最近では災害時に備えた防災グッズを保管する場所としても注目を集めてます。



近い将来、大地震が来るかもしれないと予想されてるから、ボクもその時に備えてパントリーを作ろうと思ってるんだ。



元々は保存食を置いたりするためのスペースとしてできた間取りだからね。有事の際の備えとしても、日用品や保存食の置き場としても活躍してくれるよ。
パントリーの広さはどれぐらい必要なの?
パントリーの広には決まりがなく、住んでいる人の人数やタイプによって変わってきます。
一般的な広さでいうと、「壁付けタイプ」なら幅90~180cm、奥行き45cm程度。
「ウォークインタイプ」や「ウォークスルータイプ」だとパントリー内で移動するため、奥行き100cm以上。
と、このぐらいの広さが目安になります。
「壁付けタイプ」なら幅90~180cm、奥行き45cm程度。
「ウォークイン・スルータイプ」なら移動を考慮し、奥行き100cm以上が目安。
荷物を持って人が移動できる通路幅を、確保するのがポイントです。また、パントリーの棚は可動式にすると、家電から小さな調味料までサイズを問わず収納できるので使い勝手も大幅に良くなりますよ。
パントリー収納のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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多くの食品のストックが可能 食品の整理整頓がしやすい キッチン家電の収納場所にもなる | 活用できなければ無駄なスペースとなる 収納物を把握していないと、買い過ぎてしまうことがある |
パントリー収納についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!
≫パントリーとはどんな間取り?上手にムダなく収納するコツは?
まとめ:ランキングはあくまで参考に、間取りは生活スタイルで決める
ここまで間取りを人気ランキング形式で紹介してきました。
どれも生活しやすく、住みやすい間取りなので全部がおすすめです。
でも、中には「今、流行っている」から人気があるものもありますし、紹介したすべての間取りが「あなたに合う間取り」とは言い切れません。
管理が大変だからなるべくコンパクトな家にしたい人は、「ランドリールーム」はいらないですし、キッチンの使い方次第ではパントリーがいらないかもしれません。
ハウスメーカーやネットでオススメしている間取りは、確かに人気ではありますが、あなたの生活スタイルに沿った間取りとは限らないので、今の自分の生活と照らし合わせて生活をイメージすることが必要です。
10年、20年、30年後の生活をイメージするのは難しいですが、今の自分の生活スタイルを軸に、自分の理想とする生活をプラスして明るい未来を想像しながら間取り選びをしていく必要があります。



間取り選びで悩んだらランキングを参考にしてみてね。
みんなが選ぶのは良さがあるからだよ。
本記事を読んで「この間取りを取り入れたい」と思う間取りがいくつもあったと思います。
記事の冒頭でも説明しましたが、人気の間取りが誰にでも合う間取りとは限りません。だからと言ってどの間取りが自分に合うかは判断できないですよね?
恐らくハウスメーカーの人に聞いても自社の推している間取りを営業されるだけでしょう。
そんな困った時に頼れるサービスを紹介します。
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