Z空調の電気代を公開!夏場と冬場の電気代はどうに変化するのか【2021年〜】

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Z空調の電気代を公開

全館空調システムを採用するメーカーが増えて、家庭への全館空調導入も以前に比べて増えてきました。

そのため、全館空調の存在が身近になってきましたね。

あなた

この間、一括請求したハウスメーカーのカタログを見てたらいくつかのメーカーで全館空調のことが載っていたから気になっていたんだ。

しばろう

そうなんだね。
カタログを見ただけだと細かいところまでは分かりづらいから、実際に全館空調のある家に住んでいるボクが教えてあげるね。

わたしは2021年に桧家住宅で家を建てて、Z空調のある家に住んでいます。

Z空調のある家に住んでみて分かった、Z空調の電気代状況を住み始めてから現在まで金額をお伝えしていきます。

カタログにも電気代についてのことは載っていますが、

「この電気代は本当かな?」、「実際に住んでみたらもっと高いんじゃない?」

という疑問を持ちますよね?

本記事では、我が家の1年間にかかったZ空調の電気代と他のZ空調を使っている人たちの電気代と口コミについて紹介していきます。

この記事を読んでわかること
  • Z空調の我が家でかかった月々の電気代
  • Z空調のある家のの電気代
  • Z空調うの家に住んでいる人の口コミ
あなた

これから全館空調を入れようとしているボクとしては見逃せない記事だね。

Z空調(全館空調)はおすすめ間取りランキングにもランクインしている吹き抜けリビングと相性の良い設備です。

Z空調のある家が建てられる桧家住宅の評判が気になる人はこちらの記事もおすすめ。
《2023年》桧家住宅の評判って悪いの?実際に住んでる住人の口コミ

しばろう

本記事を最後まで読んで電気代についてちゃんと把握してね。

この記事を書いた人
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しばろう

家づくり大好き マドリスト

  • 家づくり歴 4年
  • 妻、長女(3歳)、長男(1歳)の4人家族
  • 某大手家電メーカー勤務
  • 住宅展示場巡りが大好き
  • ハウスメーカー見学 20社以上
  • ヒノキヤ住宅にてマイホーム建築
  • マイホーム建築後も家づくりについての勉強中

結論、Z空調は電気代が安い?

https://twitter.com/jejenaaaa/status/1445357485955567623

ネット上の口コミなどでは賛否両論ありますが、個人的には「Z空調は安くはない」と思ってます。

その理由については我が家の実際の月々の電気代と電気の使用状況を踏まえて説明していきます。

と、その前にZ空調がそんなものなのかを軽くおさらいしましょう。

「もう知ってるよ。」という方は読み飛ばしちゃってください。

Z空調とはどんな空調

Z空調とはヒノキヤグループが導入している全館空調システムのことを言います。

この全館空調システムというものは、部屋ごとに設置するルームエアコンとは違い、1台で家中すべての空間の温度調整をしてくれるエアコンのことです。

エアコンとしての機能の他にも24時間換気も自動でおこなってくれる優れもので、専用のフィルターを通して外気を取り込んで、常に綺麗な空気を家の中に供給してくれるという機能もあります。

Z空調についてはこちらの記事Z空調のメリット・デメリットとは?桧家住宅の主力商品に欠点はある?で細かく解説しているので本記事と併せて読むことをおすすめします。

他メーカーの全館空調との違いは?

桧家住宅Z空調と他メーカーの全館空調の違いをざっくりまとめてみました。

  • 低コスト
  • 設備容量が小さい
  • ダクトが短い

これを見る限りでもZ空調が優秀なのがわかると思います。

各項目を簡単に説明していきますね。

Z空調は導入コストが低い

全館空調の相場はどのメーカーも200万円〜250万円ぐらいなのに対して、Z空調は150万円ぐらいで導入できるんです。

あなた

そんなに安いと逆に不安だな〜

しばろう

ちゃんと安い理由もあるから順番に見ていこう。

設備容量が小さい

全館空調は大きい設備のものがほとんどで、冷房能力で10kw〜というのがスタンダードなのですが、Z空調は2.8kw〜5.0kwと容量が小さいものでできています。

ただ、勘違いしてはいけないのが、10kwという容量は断熱効果を十分に持っている最近の家に対しては大きすぎるスペックなので、逆にエネルギー効率が良くなかったりします。

また、4kw程度のルームエアコンを1台取り付けて全館空調とするケースもあるので、それを考えるとZ空調は十分な能力があると言えるんです。

配管ダクトが短い

Z空調は他の全館空調に比べて、空気の通り道であるダクトが短いという利点もあります。

ダクトの長さが短いと、本来、天井裏を通るはずのダクトが通らなくなり一段下げて作らなければならない天井が、部分的な下げで済むようになり一般的な家と同じ高さの天井にすることができます。

また、ダクトが短いことで温冷風がダクトを通る時間が短くなり、空気の常温化を避けることができます。

Z空調ルーバー
天井の下げ部分

「部分的な下げ」が画像のような状態です。

ダクトが長いと部屋の天井1面が下げの分(20cm程度)下がった状態になります。

我が家の年間の電気代を公開

いよいよ、我が家の電気代を公開します。

冒頭でわたしは「安くはない」と言いましたが、それは我が家では月々の平均金額がこの金額だからです!

2021年7月〜12月の請求額平均 15,888円

2022年1月〜12月の請求額平均 19,637円

スクロールできます
2021年2021年2021年
電気利用料金表7月8月9月10月11月12月
基本料金
(円)
3,4323,4323,4323,4323,4323,432
電気代
(円)
11,05213,7689,28010,17511,30719,157
請求額
(電気代+基本料金)
14,48417,20012,71213,60714,73922,589
電気使用量
(kWh)
452553370406452735
円/1kWh24.524.925.125.125.026.1
2021年Z空調を使用した電気代
スクロールできます
2022年2022年
電気利用料金表1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
基本料金
(円)
3,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,432
電気代22,37318,12113,1799,2029,40213,00317,44317,85512,59712,31614,67327,613
請求額
(電気代+基本料金)
25,80521,55316,61112,63412,83416,43520,87521,28717,38417,02419,55033,663
電気使用量
(kWh)
821643463313315410530521393370419759
円/1kWh27.228.228.529.429.831.732.934.332.133.33536.4
2022年Z空調を使用した電気代
スクロールできます
2023年2023年
電気利用料金表1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
基本料金
(円)
3,4323,4323,4353,5423,5423,5423,5423,5423,5423,5423,5423,542
電気代24,27819,53211,5268,2917,7828,44713,325
請求額
(電気代+基本料金)
30,56325,39216,49612,28911,77212,48817,665
電気使用量
(kWh)
827704445326320357570
円/1kWh29.427.725.925.424.323.723.4
23年Z空調を使用した電気代

2023年は途中から基本料金が値上がりするタイミングがあったため、少し数字に誤差があります。

この金額を見ると「安くはない」という表現が妥当ですよね?

むしろ、少しお高めな感じもします。

それには、それなりの理由もちゃんとあるので次の項目で説明します。

我が家の使用条件

Z空調だけの電気代を見ることはできないので、我が家がどんなことに電気を使っているかと生活状況の詳細を載せます。

我が家の生活状況

  • オール電化の家
  • しばろう、週5勤務 8時〜17時で仕事、時々残業
  • 妻、未就学児の子供2人が日中は在宅
  • Z空調は外気温に合わせて稼働、不稼働を調整している

日々使っている電化製品

  • TV  1台
  • 冷蔵庫 1台
  • 湯沸かしポット 1台
  • 炊飯器 1台
  • 電子レンジ 1台
  • コーヒーメーカー 1台
  • PS4  1台(主にDVDプレイヤーとして使用)
  • シーリングファン 1台
  • 食洗機 1台
  • エコキュート 1台
  • 洗濯機 1台
  • 加湿器(冬場だけ)

と、こんな感じです。細かくリストアップしましたが、使用時間は一般的な家庭と同じぐらいだと思います。

これら+Z空調を使った電気代がこちら。

2021年7月〜12月の請求額平均 15,888円

2022年1月〜12月の請求額平均 19,637円

あなた

えっ!?意外と高くない?

しばろう

Z空調は安いっていう情報が多いから過度に期待しちゃうよね(汗)
でも、我が家は日中も家族3人が電気を使っているから電気を使っている時間は多いかも。

あなた

あー、なるほど。日中も家族が家にいるパターンの例ってことね。
そうすると、日中不在パターンと夜勤の人パターンもありそうだね。

我が家は日中も在宅している家族がいるパターンなので、共働きの日中不在パターンの家庭よりは電気代が高くなっています。

ただ、それを差し引いてもこの金額は安くないかなと思います。

2023年4月から子供が保育園に通い始め、妻はパートに出ているので日中は家に不在の状況になりました。
それでも、重なる電気代の値上げで電気代は下がっていません。
ちょっと検証がしづらい状況です。

2023.8.11追記

実際にわたしがリサーチした時に見た他の方の電気代は「15,000円」前後でした。

Z空調は常に稼働を基本としているので、我が家のようにON・OFFを繰り返しているのも影響しているのかもしれませんね。

電気代の季節によっての金額変動は?

一般的に夏の電気代は安く、冬は電気代が高いですよね。

冬は外気温がとても低く日照時間も短いため、夏よりも空調設備や使う暖房器具が多くなる傾向なので夏よりも電気代が増える傾向にあります。

先程の表を見ると例外なく、我が家の電気代も冬場が高いのがわかりますね。

2022年の夏は猛暑日が続いたためエアコンを長時間稼働していたので夏場も電気代が少し高くなっています。

それに比べ春と秋は気温が落ち着いているせいか電気代もさほど高くなっていません。

これを見ると季節(気温)によって電気代が左右されるのがわかります。

Z空調を使っている人の口コミ・感想

Z空調の電気代については何となくわかりましたか?

他のご家庭の電気代事情が分かりしだい追記していくのでお待ちください。

つづいては、実際にZ空調のある家に住んでいる方々の口コミをまとめてみました。

良い口コミ・感想

実際に住んでいる方の良い口コミ・感想

  • 部屋のどこにいてもあたたかい!暖房家具はもう必要なし。
  • 風邪もひかず寒さのストレスがありません。寒い朝という感じがしない。
  • 部屋干しの洗濯ものが良く乾きます。嫌な臭いもありません。
  • 玄関から涼しいのは快適。つけっ放しでも電気代は気になりません!
  • 汗かきの子供も家の中では拭くことがなかったです。
  • 夏バテもなくなり夜もよく寝付けます。家事もラクになりました。
  • キッチンも涼しくて、料理がますます楽しくなりました。
  • 吹き抜けのリビングでも温度が変わらずにびっくりです。
  • 光熱費は思いのほか安かった。

全館空調は家のどこにいても暖かいというのがメリットですね。

トイレや脱衣所には送風口が付いてないので他の部屋との温度差はありますが、全館空調のない家と比べると全然違います。

夏場はどこにいても涼しく、冬場はどこにいても暖かく感じるのでZ空調の恩恵をとても感じています。

実際に友人が遊びに来ると「どこにいても涼しいね」、「どこにいても暖かいね」と言ってもらえるのでちょっと自慢げにしています。

Z空調とそうでない家とではやはり電気代に差が出ますが、快適さをお金で買っていると考えれば妥当な金額だとわたしは感じています。

実際に住んでいる方の悪い口コミ・感想

  • 稼働音が気になります。エアコンの近くに寝室はおかないほうが良いです。
  • 冬場乾燥するので肌がかさつく。
  • 電気代が以前よりも高くなったのが不満。
  • 部屋毎でのON、OFFが出来ないので使っていない部屋の電気代がもったいない気がする。
  • トイレや廊下には吹き出し口がなく、部屋の中よりやや寒く感じるといいう程度の温度差はあります。

ネット上では「稼働音が気になって眠れない」という口コミを目にします。

実際に稼働音はずっと鳴っているので音に敏感な人は気になるのかもしれないです。

音に対してあまり敏感ではない(たぶん普通)わたしは気にせず眠れますが、人それぞれなのでモデルハウスは一度、見に行った方がいいですね。

そして、全館空調全部に共通した問題点の「乾燥」。

夏場は気にならないのですが、冬場はかなり乾燥します

我が家は、リビングには加湿器を置いてませんが、寝室には加湿器を置いて寝てます。

洗濯物を毎日寝る前に部屋干しをして、浴槽にはお湯を張ったまま(凍結防止も兼ねて)扉を開けて寝たりもしてます。

それぐらい乾燥対策をしてちょうどいいかな?という感じです。

裏を返せば冬場でも洗濯物は乾きます。

まとめ:Z空調の電気代を公開!夏場と冬場の電気代はどうに変化するのか【2021年〜】

今回はZ空調の電気代を公開ということで、我が家の電気代(年間平均)をお見せしましたが、どうでしたか?

ネットでは「案外、安く済む」なんて書いてあることもあるので、結構高いなと思ったんじゃないでしょうか。

わたし個人としては安くはないなという印象を持っています。

念のためもう一度、表をお見せしますね。

スクロールできます
2021年2021年2021年
電気利用料金表7月8月9月10月11月12月
基本料金
(円)
3,4323,4323,4323,4323,4323,432
電気代
(円)
11,05213,7689,28010,17511,30719,157
請求額
(電気代+基本料金)
14,48417,20012,71213,60714,73922,589
電気使用量
(kWh)
452553370406452735
円/1kWh24.524.925.125.125.026.1
2021年Z空調を使用した電気代
スクロールできます
2022年2022年
電気利用料金表1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
基本料金
(円)
3,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,4323,432
電気代22,37318,12113,1799,2029,40213,00317,44317,85512,59712,31614,67327,613
請求額
(電気代+基本料金)
25,80521,55316,61112,63412,83416,43520,87521,28717,38417,02419,55033,663
電気使用量
(kWh)
821643463313315410530521393370419759
円/1kWh27.228.228.529.429.831.732.934.332.133.33536.4
2022年Z空調を使用した電気代
スクロールできます
2023年2023年
電気利用料金表1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
基本料金
(円)
3,4323,4323,4353,5423,5423,5423,5423,5423,5423,5423,5423,542
電気代24,27819,53211,5268,2917,7828,44713,325
請求額
(電気代+基本料金)
30,56325,39216,49612,28911,77212,48817,665
電気使用量
(kWh)
827704445326320357570
円/1kWh29.427.725.925.424.323.723.4
23年Z空調を使用した電気代

この表を見ると冬は電気代が高くなる傾向という話は本当だなと思いますよね。

もっと細かく言えば、外気温がちょうどいい時期は冷暖房の稼働が少なめなので電気代が安いということがわかります。

しかし、表を見ると1kWhあたりの電気代が年々高くなっているのもわかるので、しばらくは電気代の上昇が続くと思います。

我が家はZ空調を年中つけっぱなしではなく、ON・OFFを切り替えています

常に稼働しているZ空調の電気代を見たい人からすると少し情報的に物足りないかもしれませんね。

兎にも角にも、これからZ空調の導入を考えている人は1つの情報として参考にしてみてください。

Z空調は安くはないとは思うものの2023年に入ってからはTwitterでも高額な電気代の請求に驚いたという声も多数上がっています。

わたしが見た中では「70,000円」を超える明細書のツイートもありました。その家庭は全館空調を使っていない家庭とのこと…

Z空調のメリット・デメリットなどの情報についてはこちらの記事に細かく記してあるので併せて読むことをおすすめします。

【使用者が語る】Z空調メリット・デメリットとは?桧家住宅の主力商品の評判

桧家住宅を家購入の候補に入れてみようかな?と思っている方は《2023年》桧家住宅の評判って悪いの?実際に住んでる住人の口コミの記事で桧家住宅の評判について詳しく解説しているので読んでみてくださいね。

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